ムサシ(2)

村からさらった少女・おつうと行動を共にするムサシとコジロー。
ともに侍を恨む二人は、強くなるために危険を冒して手に入れた砂鉄で、刀を作る。
完成したその刀の切れ味を試すため、武者修行者に勝負を挑むコジロー。
その男こそ、眼流・佐々木小次郎だった…!佐々木小次郎を倒し、その名を名乗ることにしたコジロー。
しかし礼儀を知らないそのやり方に納得がいかないムサシは、コジローに勝負を挑む。
ともに剣技が未熟な二人は体力勝負を続け、結局決着はつかなかった。
そして二人は再戦を誓い合い、別々に武者修行の旅に出る。
武者修行者は戦いを挑まれたら受けるのがルール。
しかし弟や妹の生活を支えるため、武者修行で生計を立てる泥之助に勝負を挑まれたムサシは、弟や妹の身を案じ、勝負を避けて逃げる道を選ぶ。
剣豪として命取りとなる甘さ。
しかしその直後、ムサシは初めて人を斬ることになる…。
ムサシと別れ、「物干竿」と名付けた長い刀で一人修行を続けるコジロー。
ツバメに糞を引っ掛けられて頭にきたコジローは、川岸に住み着き、やっきになってツバメを斬ろうとしていた。
しかしその無駄とも思える時間が、あの伝説の技「ツバメ返し」を生み出そうとしていた…!修行で二刀流を編み出したムサシは、武者修行者に勝負を挑み、勝利する。
宮本の姓を与えられ、遂に武者修行者としての第一歩を踏み出したムサシは、天下一の剣豪となるため修行者の集まる京を目指す。
その頃、コジローも既に名を知られる修行者となっていた。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60008993